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保育園新設が進んでいるが油断はできない。板橋区の最新保育園事情

time 2017/10/05

保育園新設が進んでいるが油断はできない。板橋区の最新保育園事情

こんにちは。今日は特別に、板橋区で保活体験者である、福山典子さんに板橋区の保育園事情について、寄稿していただきました。

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子育て環境は充実している

板橋区は、東京23区内にありながら家賃相場が都内ではやや低く、人口は30年前からみても徐々に微増しています。24年~29年度の5年間でも板橋区民の人口は4万人弱増えており、0歳~5歳児の各年齢毎の人口も300~500人ほど増えています。

乳幼児・子ども医療費助成も中学校卒業までは、他の区と同様に、通院も入院も所得制限なく自己負担なしで助成されます。認可保育園は29年8月1日時点で122か所あります。

子供が多いので入園が大変ですが、児童館では年齢毎のクラスで平日は毎日活動があったり、

区立施設や民間施設に赤ちゃんの駅という外出中にオムツ替えや授乳で立ち寄れる場所も171施設あり、子育て環境は充実しています。

板橋区内の図書館では、あかちゃんお話会が月2回程度開催されており、児童館では、場所と時期によりますが、リトミック、ねんねアート、英語であそぼう、手形アート、身長体重測定、ベビーマッサージ、ベビーダンス、水遊びなどが楽しめます。

また、場所によっては坂道が多く、電動自転車に乗っている人をよくみかける町です。

適度に都会過ぎず、安い八百屋や業務スーパーで食材を安く買える場所も多いです。

保育料負担補助は他の区と同等

また、保育料については、最大で7万円代で、認可保育園に2人同時期に預けると、2人目は半額、3人目以降は育料無料になります。(2人の子供の年齢が離れていて、2人同時期に通っていない場合は適用されません。)こちらは他の区と同等かと思います。

板橋区には、認証保育所等保育料負担軽減助成制度というものがあり、区民税所得割額が268,300円未満であれば、月々の保育料に対して、10,000円〜最大で35,000円の補助が出ます

さらに、板橋区に限りませんが、区内のいくつかの認証保育園では、ベネフィットワンの福利厚生で入園金や月額の補助が出る園もあります。

待機児童対策は積極的

下記は、29年度の東京都の待機児童数が多い自治体ワーストランキングです。
1位:世田谷区…861人
2位:目黒区…617人
3位:大田区…572人
4位:江戸川区…420人
5位:府中市…383人
6位:中野区…375人
7位:足立区…374人
8位:中央区…324人
9位:江東区…322人
10位:調布市…312人
11位:三鷹市…270人
12位:渋谷区…266人
13位:日野市…252人
14位:板橋区…231人
15位:町田市…229人
16位:台東区…227人
17位:品川区…219人
18位:荒川区…181人
19位:港区…164人
20位:小金井市…156人

板橋区は、昨年の3位(376人)から人数も減り、順位も下がりましたが、保育園に入れず育休延長した人の人数は含めておらず、自治体によって、この人数の定義が異なるため、隠れ待機児童数を把握することができません。

定義が区によって異なるこのトラップがあるため、他の区との正確な比較はできませんが、板橋区での改善は子どもの人口増加と共に進んでいるようです。

板橋区では、29年度4月1日時点における対前年度比較で定員を1354名ほど増加しました。そして、30年度に向けてさらに500人分ほどの定員追加できるように保育園を新設中です。

29年度の板橋区の待機児童数231人のうち1歳児が203人で、待機児童の大半が1歳児です。

 

次に、倍率を見ていきます。率は統計が取れていないので、ここでは、入園難易度と言ってもいい「入園決定率」を見ていきます。

簡単に言うと、何%の人が入園できたのか?を表す数字です。ここでは認可保育園の入園決定率推移について見ていきましょう。

入園決定率は、2014年の63.5%から3年連続右肩上がりで改善しています。2016年には75.5%まで増えて、23区では第3位になってます。

入園決定率が増えているのは、区が保育園新設に積極的だからなのではないかと推測します。

ただ、それでも待機児童数が200人以上いるのが現状です。

保育園に入れるラインは?保育園に入れるラインは?あなたは大丈夫?

板橋区では、選考指数の点数と同一指数世帯の優先順位により、入所の内定をします。

選考指数の算出方法は

選考指数=基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数

計算できます。

基本指数は最大で30となります。(父30+母30=夫婦で60)

※保護者が父母どちらか一人のときは、基本指数に30を足します。

一般的に就労の理由で預ける場合は、夫婦共働きで、それぞれ月20日以上、日中8時間以上の終了常態で、30点になります。そのため、それより少ない場合は、30点未満になってしまいます。

就労以外にも、疾病、介護、両親不存在、災害、特例などで、30点に到達する基準もあります。

調整指数は以下のようなものがあります。
(そのほかの指数もあるので、詳しくは板橋区の資料を確認してください。)
・保護者のいづれかが育児休業中で、かつ入所予定月前に、育児休業給付金を受けている場合 +1点
・入所月の初日までに転入予定無しで、勤務地有りの場合 -1点
・入所申込締切日現在、勤務実績が1か月未満の者である場合 -3点
・入所月の初日までに転入予定無しで勤務地無しの場合 -4点

・ひとり親世帯又は両親不存在世帯の場合(戸籍謄本の証明が必要。離婚調停可。別居のみは不可)+6点
・認可外保育施設に預け、仕事に復帰し、入所申込締切日現在、1か月以上の実績がある場合 +1点
・入所申込締切日において、未就学児が3人以上いて、入所月時点でも兄弟が未就学児である場合 +3点
・入所を希望する児童が双生児以上である世帯 +1点
・無色又は求職中の65歳未満の同居の祖父母がいる世帯 -1点
(板橋区は、同居で減点がある以外は、近く何キロ以内に祖父母が住んでるなどで減点されることはない)
・当該児童の入所を希望する保育所において、兄弟が同園になる世帯(ただし、入所月時点で兄弟が在園してない場合は除く)+3点

申込者のほとんどは、両親フルタイム勤務(60点)で、母親が育児休業中(+1点)となり、61点の中で、入れたり、入れなかったりします。

駅から遠い園などで、60点以下でも入れる園も実際にはありますが大半は61点での争いとなるようです。

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次に、61点などの同一指数世帯の優先順位を見ていきます。

(詳細は20項目ありますが、一般的にあてはまることが多い項目のみ記述します。具体的な順位は、板橋区の資料を参照してください。)

1.板橋区在住(転入予定者を含む)
2.母子世帯又は父子世帯
9.認可外に預けている委託先が、認可外保育施設・ベビーシッターの場合
15.養育している未就学児の子供の人数の多い者
20.前年度住民税額が低位の者(証明があるものが優先)

この中で努力で優先度を上げる方法は、認可保育園の申込締切日までに、認可外保育園に預け、仕事に復帰して1か月の実績を作ることくらいです。

筆者個人の近隣の保育園15園ほどの29年度4月入園時の1歳児入園希望で入れた点数を板橋区の保育サービス課にヒアリングしたところ、

1つが60点、ほかに57点でも入れた園が1つあったようですが、そのほかはすべて61点以上でないと入れていないようです。

61点未満で入れる園は、駅から遠い園や、0歳児クラスがなく1歳児から新たに入れる定員が多いの園などと思われます。

つまり、両親フルタイム勤務で育休中、以上でないと認可保育園の入園はかなり厳しいです。

実際に、見学した認可保育園からのヒアリングでは、近年は年中見学の申し込みがあるそうです。

(ソース:区役所 保育園のご案内PDF、区役所保育課入園相談係への電話ヒヤリング)

保育園に確実に預けたい人がするべきこと

板橋区でも、1歳児入園での待機児童数が大半のため、確実に仕事に復帰したい場合は、なるべく0歳児入園で申し込むのが良さそうです。

ただし、収入が高く、認可外保育園に預けてなかった場合、0歳児入園で61点でも10園以上希望を書いて入れなかった人も実際にいます。

これは難しいかもしれませんが、夫婦の収入が高くない(若い)うちに出産、そして、可能なら年度の早い月で出産できると有利です。(0歳児入園の場合、それぞれの園により異なりますが生後6~8か月以上でないと預かってくれない園もあるからです。)

認可外保育園に預けたい人は、早めに認証保育園、認可外保育園の見学に行ってください。妊娠中から見学に来る人も多いです。

認可外保育園の場合は、園によって選考方法が異なり、保育園の見学をして申込書を書いて出した順で順番がまわってくるところもあります。申込順ではないところもあるため、これは見学や電話でそれぞれの園に問い合わせるしかありません。

認可保育園は早くに見学してもしなくても、締切日までに提出すればいいのですが、認可外は早い順のところもあるので、場合によっては、認可保育園より優先して、見学をしたほうがいいこともあると思います。

但し、場所によっては認可外保育園が数えるほどしかない地域もあり、既に定員いっぱいで、預けられる認可外保育園が近くにないエリアもあります。

0歳児入園で不承諾通知が来た方や、1歳児から必ず預けたいと思っている人は、区長へ手紙を書いてみるのもいいでしょう。

このエリアに保育園を作ってほしい。などと区民の声を区長に届けるのも私たちができる1つの手段です。

図書館に行けば切手を貼らずに区長へ送れる手紙の用紙が置いてあるようです。

最後に

不承諾通知が届いても、落ち込みすぎないでください。

29年3月に育児休業法が改法(29年10月に施行)され、保育所に入れない場合は、最長で2歳まで育休が延長できるようになり、育児休業給付金も子どもが2歳になるまでもらえるようになりました。

(但し、今回の法改正による1歳6か月から2歳までの育児休業の対象となるのは、平成28年3月31日以降に生まれた(生まれる)お子さんを養育し、且つ育休から復帰してない労働者です。)

給付金をもらえる期間を増やすよりも保育園を増やさないと変わらないという住民の声もありますが、2年休めることで、復帰前に子どもとの大切な時間を増やせる、何かスキルをつけておく、または次の子供を考えるなどできることもあります。

本当に早くから預ける必要があるかもよく考えて夫婦で話し合ってみてください。

みなさまにとって一番いい形で、ストレスをかかえすぎることなく、保活ができるますように。

※出所
区民の人口について(ソース:板橋区)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_categories/index01001003.html
認可保育園数について(ソース:板橋区)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/072/072332.html
待機児童数、定員増員について(ソース:厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000176121.pdf

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東京保活管理人って誰?

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2015年12月に息子が誕生。保活経験者。現在、認可保育園を「待機」しつつ、認可外保育園に息子を預けている。保活の大変さ・悲惨さを実感し、これ以上保活に苦しむ人を増やしたくない想いでブログを開設。保活をラクにするiPhoneアプリ『きっと』も公開中。本業はソフトウェアエンジニア。 [詳細]