2019/05/31

激戦区のひとつである目黒区の保育園事情をお伝えします。下記は、先週の記事です。平成28年(2016年)
東京都目黒区の認可保育所、入所希望者の約半数に「不承諾通知」
入園希望数は2049人。内定者は、2049-1024=
平均が74.
ただ、この後の2次にも数枠ありますので、1024人全員が待機児童になるわけではありません。
また、落選した1024人のうち、おそらく認証保育園に600人ほど(※)入り、残りの400人はその他の認可外保育園等の選択を迫られます。
※目黒区の認証保育園の一覧から枠を合算すると、623人でした。下に認証保育園を載せときます。認証保育園は区の縛りがないので、他区から流入したり、その逆もあります。
昨年の入園決定率は43.6%
今回は、平成28年(2016年)
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半分以上の方が落選していたことがわかります。また、入園決定率が25%前後のエリアもあることも特筆すべきです(詳細は前回の記事参照)。
追記:先ほど入手した2015年度版「保育園を考える親の会」が発行してるデータでは、目黒区の2015年入園決定率は44.7%でした。
図:平成27年(2015年)目黒区認可施設の利用申込状況1
目黒区に望むことは、内定難易度の指標を開示すること。そして選択肢を増やすこと。
1年で6.7ポイント上昇したのは評価できると思いますが、我々”いま”保育園を探す当事者にとっては、関係ありません。
保育園がまだ足りていないのですから。二人に一人は認可保育園に入れない状況なのですから。そして、他に選択肢がほぼない状況ですから。
他の非激戦区の荒川区(2015年入園決定率は86%)等に比べるとまだまだ低い状況です。
保育園拡充だけでなく、小規模保育や家庭的保育事業(保育ママ)、ベビーシッター等の他の選択肢が広がることを心から願います。
そして、目黒区は、初歩的なことである(他区ではやっていることなので)、入りやすさの指標である、各保育園の「前年度における、内定者のうち合否ボーダーラインの点数」(※)を集計・開示してください。
それがないと自分が入れるかどうか推測さえもできません。よろしくお願いします。
※詳細は前記事を参照